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水回りリフォームの費用相場はいくら?注意点やコストを抑えるポイントを紹介

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築古物件を購入検討する際、水回りの劣化が進んでいるケースでは、配管の老朽化や設備の不具合など、生活に直結する深刻な問題が発生します。このような状況で必要となるのが水回りのリフォームです。

水回りのリフォームとは、キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水まわり設備を一新し、快適な住環境を整える工事を指します。

しかし、予算や工期、施工範囲など、検討すべき要素が多岐にわたるため、適切な計画が欠かせません。

そこで本記事では、水回りリフォームの費用相場や選び方のポイント、築古物件特有の注意点について詳しく解説します。

 水回りリフォームの種類と費用相場

住宅の水回りリフォームは、築年数や使用頻度によって劣化状態が異なるため、改修範囲や内容を適切に判断する必要があります。

とりわけ中古物件購入時は、水回り全体の状態を総合的に見極めることで、より効果的なリフォーム計画を立てられます。

 部位別の費用相場(キッチン/浴室/トイレ/洗面所)

キッチンのリフォーム費用は50万円から150万円程度となっています。

一般的なI型キッチンの交換であれば70万円前後で施工可能ですが、対面式キッチンへのレイアウト変更やアイランド型を採用する場合は100万円を超えるケースも珍しくありません。配管の移設が必要となれば、工事費用は大幅に上昇する傾向にあります。

浴室は従来の在来工法からユニットバスへの変更が主流となり、費用は60万円から150万円の幅があります。補修や耐震性の向上、断熱性能の確保など、物件の状態によって必要な工事内容は変化します。

中でも築30年以上の物件では、配管の腐食や水漏れなど、目視では判断できない箇所の改修も視野に入れた予算設定が望ましいでしょう。

 3点パックの費用相場

3点パックは、水回りの主要設備から3箇所を選んでリフォームするプランです。一般的な組み合わせはキッチン・浴室・トイレで、費用は70万円から180万円ほどです。個別にリフォームを行うよりも2〜3割ほど費用を抑えられる点が魅力となっています。

中でも人気が高いのは、設備メーカー各社が展開する「スタンダードプラン」です。この価格帯では、ステンレスシンクのシステムキッチンや、節水機能付きの温水洗浄便座、保温効果の高いユニットバスなど、一定の性能を備えた設備を導入可能です。

最近では壁紙や床材の張り替えをセットにしたプランも登場し、内装リフォームまで一括で依頼できる利点も生まれています。

 4点パックの費用相場

4点パックは、キッチン・浴室・トイレ・洗面所の水回り全体を一括でリフォームするプランを指します。費用は90万円から200万円程度が相場となっており、グレードに応じて3段階程度の価格設定が一般的です。

ベーシックな価格帯では、清掃性や使いやすさを重視した標準的な設備を採用します。一方、150万円を超えるプレミアムプランでは、人工大理石のキッチンカウンターや、高機能なミストサウナ付きユニットバス、収納力を高めた洗面化粧台など、より快適な住空間を実現する設備の導入が叶います。

築古物件のリフォームでは、配管の状態や建物の構造を考慮したうえで、適切なプランを選択しましょう。

 水回りをリフォームするメリット

築古物件の価値を大きく左右するのが水回りの状態です。そのため、リフォームには以下のようなメリットがあるといえます。

  •  住宅の資産価値を上げられる
  •  水道光熱費を削減できる
  •  快適な暮らしを実現できる

次項より、詳しく解説します。

 住宅の資産価値を上げられる

不動産の査定において、水回りの状態は物件価値を決める重要な要素です。古い設備のままでは、築年数以上に価値が低く見積もられる傾向にあります。

一方、水回りをリフォームした物件は、築年数が経過していても資産価値の維持が可能です。

実際の査定では、特にキッチンと浴室の状態が重視されます。対面式キッチンへの変更や、高性能なユニットバスの設置により、物件の商品価値は平均で100万円以上上昇するというデータもあります。

中古物件売却時の価格交渉においても、水回りの設備が新しい物件は、売り手側が有利な立場に立てる可能性が高まります。

 水道光熱費を削減できる

最新の水回り設備は、節水・節電機能が大幅に進化しています。例えば、新型のトイレは従来型と比べて1回あたりの水使用量が約3分の1に削減されています。

また、節水型のシャワーヘッドは、水圧を保ちながら使用水量を最大50%カットすることが可能です。

キッチンの水栓金具も進化が目覚ましく、浄水機能付きの水栓では、ミネラルウォーターの購入費用を年間で2万円程度削減できるケースもあります。これらの設備を導入することで、毎月の水道光熱費は平均で15%程度の削減が見込めます。

 快適な暮らしを実現できる

水回りのリフォームは、単なる設備の刷新にとどまらず、生活スタイルの質的向上に繋がります。具体的には、寒冷地でユニットバスに浴室暖房乾燥機を設置すれば、ヒートショック対策になるだけでなく、雨の日の室内干しにも重宝します。

キッチンでは、作業スペースの拡大や収納の充実により、料理の効率が格段に向上します。食洗機の設置で後片付けの手間が減り、家族との団らんの時間が増えたという声も少なくありません。

洗面所に関しても、収納力のある化粧台を導入することで、朝の身支度がスムーズになり、家族それぞれの生活リズムに合わせた快適な空間づくりが実現します。

 水回りリフォームの課題と対策

水回りのリフォームは、住まいの価値を高める有効な手段ですが、いくつかの課題が発生する可能性も存在します。具体的には、以下のとおり。

  •  工事費用が高額になる
  •  工事期間中の生活に支障が出る
  •  予期せぬ追加工事が発生する

それぞれ個別にみていきましょう。

 工事費用が高額になる

予算超過を防ぐためには、まず物件の状態を正確に把握することが重要です。特に築30年以上の物件では、配管の取り替えが必要になることも多く、工事費用が当初の見積もりから50万円以上膨らむケースもあります。

このような事態を避けるため、事前の内視鏡調査で配管の状態を確認することをおすすめします。調査費用は2〜3万円程度ですが、想定外の出費を防ぐ効果は絶大です。

また、住宅エコポイントや省エネ改修に関する補助金制度を利用することで、最大で工事費用の3割程度を補助してもらえる可能性もあります。

 工事期間中の生活に支障が出る

水回りの工事期間は、通常2週間から1ヶ月程度を要します。この間、キッチンや浴室が使えなくなるため、日常生活への影響は避けられません。特に家族が多い世帯では、仮設のキッチンや入浴施設の確保が課題となります。

この対策として、工事を段階的に進める方法があります。例えば、まずトイレと洗面所の工事を完了させ、その後キッチンと浴室の工事に入るといった具合です。また、近隣のスポーツクラブと提携している工務店もあり、工事期間中の入浴に関する支援を受けられる場合もあります。

 予期せぬ追加工事が発生する

築古物件のリフォームでは、工事開始後に新たな問題が見つかることも少なくありません。例えば、壁を解体したら雨漏りの跡が見つかった、床下の構造材が腐食していたなどの事態です。

このような追加工事に備えて、当初の見積もり額の2割程度を予備費として確保しておくことが賢明です。また、工事契約時には、想定される追加工事の内容とその費用について、できる限り具体的な説明を求めましょう。

 水回りリフォームを賢く進めるポイント

水回りのリフォームは、毎日の生活に直結する大切な工事です。失敗のない快適なリフォームを実現するために、押さえておきたいポイントをご紹介します。

  • 事前調査で築年数に応じた確認をする
  • 完成イメージはしっかりと確認する
  • 補助金制度を上手に活用する
  • アフターフォローまで考えて業者を選ぶ

それぞれ個別にみていきましょう。

事前調査で築年数に応じた確認をする

築年数が20年を超える物件では、目に見えない部分の劣化が進んでいる可能性があります。特に気になるのが給排水管の状態です。水の出が悪い、異臭がするなどの症状がある場合は、内視鏡による管内調査をおすすめします。

調査費用は数万円程度ですが、工事後のトラブルを防ぐ重要な投資となります。

完成イメージはしっかりと確認する

最近は、多くのリフォーム会社がVRや3Dシミュレーションを活用したプランの提案を行っています。実際の寸法に基づいて作られた完成予想図で、収納スペースの使い勝手や、家具の配置、家事動線などを具体的にイメージできます。

ショールームでの現物確認と合わせて、納得のいく計画を立てましょう。

補助金制度を上手に活用する

水回りの設備を省エネ性能の高い機器に交換する場合、国や自治体の補助金制度が利用できます。例えば、高断熱浴槽や節水型トイレの設置には、工事費用の一部が補助される制度があります。

施工を依頼する前に、リフォーム会社に補助金の活用について相談してみましょう。

アフターフォローまで考えて業者を選ぶ

見積りは3社以上から取得し、価格だけでなく保証内容やアフターサービスも比較しましょう。突然の不具合や使い方の疑問にも対応してくれる、安心できるサポート体制があるかどうかは重要なポイントです。

また、定期点検のサービスがある業者なら、設備を長く快適に使い続けるための適切なアドバイスも期待できます。

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まとめ

水回りのリフォームは、築古物件の価値を大きく向上させる重要な投資です。特に中古物件購入時のリフォームでは、設備の選定や施工範囲の決定において、専門的な知識と経験が必要。

また、建物の構造や法的制約、補助金の活用など、考慮すべき要素も多岐にわたります。このため、リフォームの検討段階から、実績豊富な工務店や設計事務所に相談することをおすすめします。

プロの目線で物件を診断することで、より効果的なリフォーム計画を立てられます

この記事の監修者

監修者プロフィール写真

丸岡 智幸 (宅地建物取引士)

訳あり不動産の買取を専門にする会社の代表取締役。
相続やペアローンによる共有持分、空き家、再建築不可物件、借地、底地など、権利関係が複雑な不動産の買取を専門としている。
訳あり不動産の買取サービス「ワケガイ」、空き家、訳あり不動産CtoCプラットフォーム「空き家のURI・KAI」を運営。
買取の経験をもとに、訳あり不動産の解説をする著書『拝啓 売りたいのに家が売れません』を2024年5月2日に出版。

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