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マンションが売れない理由と対策をセットで紹介!どうしても売却できない場合の手放し方とは

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こんにちは。ワケガイ編集部です。

マンションを売りに出したものの、内覧の申し込みが入らない状態が続き、売却の見通しが立たずに戸惑っている方は多いのではないでしょうか。

売却には一定の時間がかかるものですが、待つべき段階と、手を打つべき段階の線引きが分からないまま進めてしまうと、判断が後手に回りやすくなります。

実務の現場では、マンションが売れにくくなる背景には共通した要因が見られます。それを把握しないまま時間が経過すると、価格調整や売却方法の見直しが遅れ、結果として選択肢が限られてしまうこともあります。早い段階で状況を整理し、冷静に方向性を定めることが、後悔を避けるための前提になります。

そこで本記事では、マンション売却にかかる期間の目安を確認しつつ、売却が進まない理由や放置した場合に起こり得る影響、現実的な手放し方について解説します。

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目次

マンション売却にかかる期間はどのくらい?

マンションが売れないと感じたとき、多くの方が最初につまずくのが「そもそも、売却にはどれくらい時間がかかるものなのか」という点でしょう。

売却期間の目安を知らないまま進めていると、少し時間が経っただけで「売れない」と早合点してしまったり、逆に長期間放置してしまったりと、判断を誤りやすくなります。

ここからは、一般的な中古マンション売却の流れを踏まえつつ、どの時点から注意が必要なのかを整理していきます。

売り出しから成約までの平均的な期間

中古マンションの売却期間は、売り出しから成約までおおむね3か月から6か月程度が一つの目安とされています。売り出してすぐに買い手が見つかるケースもありますが、それは立地や価格条件が市場とよく合っている場合に限られます。

実際には、最初の1〜2か月で問い合わせや内覧が入り、その後に条件交渉を経て契約に至る、という流れをたどることが一般的です。このため、売り出して1か月程度で結果が出なくても、直ちに失敗と考える必要はありません。

一方で、3か月を過ぎても反響が乏しい場合は、価格や売り方が市場とずれている可能性が出てきます。さらに半年以上が経過すると、購入検討者の目に「長く売れていない物件」と映ることもあります。

自分のマンションが、売却開始からどの位置にいるのかを冷静に把握することが、次の判断につながります。

売却期間が長くなると起こりやすい変化

売却期間が長引くと、単に時間がかかるだけでなく、物件の見られ方そのものが変わっていきます。最初は新着物件として注目されていたマンションも、掲載期間が長くなるにつれて、購入検討者の検索結果に埋もれやすくなります。

その結果、問い合わせ数や内覧数が徐々に減っていく傾向がみられます。

また、「なぜまだ売れていないのか」と警戒されることもあります。実際には大きな問題がなくても、価格が高いのではないか、何か条件面に難があるのではないかと、買い手側が慎重になるのです。

この段階になると、値下げをしても反応が鈍い、内覧後の検討が長引くといった状況が起こりやすくなります。

売却期間が延びるほど、選択肢は自然と狭まっていきます。時間が経つこと自体が、売却活動に影響を与える要素になる点を理解したうえで、次の対応を考える必要があります。

関連記事:マンション売却の注意点とは?高く売るコツや流れを詳しく紹介

 

マンションが売れないときに考えられる主な原因

売却期間が一定以上経過しているにもかかわらず状況が動かない場合、感覚的に「運が悪い」「景気が悪い」と片付けてしまいがちです。ただ実際には、売れないマンションには共通する原因がいくつかあります。

ここからは数ある要因の中でも、売却結果に直結しやすい代表的なものを取り上げ、どのような点が評価を下げているのかを具体的に見ていきます。

  • 売出価格が相場とかけ離れている
  • 築年数が古く、需要が限られている
  • 管理費・修繕積立金の負担が重い
  • 立地条件や周辺環境に弱点がある
  • 間取りや専有面積がニーズと合っていない
  • 競合物件と比較して見劣りしている
  • 不動産会社の販売活動が十分でない

それぞれ個別に解説します。

売出価格が相場とかけ離れている

マンションが売れない原因として、最も多く見られるのが価格設定の問題です。売主としては、購入時の価格やリフォーム費用、ローン残債などを基準に考えたくなりますが、購入希望者が見ているのはあくまで「今、そのエリアでいくらなら買えるか」という一点です。

そのため、周辺の成約事例と比べて高い価格が設定されていると、最初の検索段階で候補から外されてしまいます。

特に注意したいのは、不動産会社から提示された査定額をそのまま売出価格にしているケースです。査定額はあくまで目安であり、実際に売れる価格とはズレが生じることもあります。

売却開始から時間が経っても反響がない場合は、価格そのものが市場に合っていない可能性を疑う必要があります。

築年数が古く、需要が限られている

築年数が古いマンションは、それだけで売却が難しくなる傾向があります。理由の一つは、購入層が限定されることです。住宅ローンの審査条件や、将来の資産価値を気にする人にとって、築古マンションは選択肢から外れやすくなります。

また、設備や間取りが現在の生活スタイルに合わないと感じられることも少なくありません。

築年数が進むほど、「安くてもいいから新しい物件を選びたい」という層との競争にさらされます。その結果、価格を下げても反応が鈍い状態が続くことがあります。

築古であること自体は欠点ですが、その影響を正しく理解しないまま売り出すと、売却が長期化しやすくなります。

管理費・修繕積立金の負担が重い

物件価格だけを見れば相場内に収まっている場合でも、管理費や修繕積立金が高額だと、購入検討者は慎重になります。毎月の固定費は、ローン返済と合わせて長期間支払い続けるものだからです。

特に築年数が古いマンションでは、将来の修繕を見据えて積立金が高く設定されていることも多く、これがネックになることがあります。

購入希望者は、物件価格だけでなく、住み始めてからの総負担を見ています。管理費や修繕積立金が周辺物件と比べて高い場合、同じ価格帯でも別のマンションに流れてしまうのは自然な流れです。

売れない状況が続く場合、こうしたランニングコストが評価にどう影響しているかを一度整理してみる必要があります。

立地条件や周辺環境に弱点がある

マンションの売却では、立地条件が評価の大部分を占めます。駅からの距離、周辺の生活利便施設、通勤・通学のしやすさなどは、購入希望者が最初に確認する要素です。これらに弱点がある場合、内覧に至る前の段階で候補から外されやすくなります。

例えば、最寄り駅まで徒歩15分以上かかる、周辺に商業施設が少ない、坂道が多いといった条件は、日常生活を具体的に想像したときに敬遠されがちです。治安や騒音、将来的な街の変化なども、購入判断に影響します。

立地や環境は後から変えられない部分でもあるため、価格や条件以上にシビアに見られる傾向があります。

間取りや専有面積がニーズと合っていない

間取りや広さが現在の住宅ニーズと合っていない場合も、売却が進みにくくなります。例えば、部屋数が多いもののリビングが狭い、収納が少ない、動線が分かりにくいといった間取りは、実際の暮らしを想像した際に不便さが目立ちます。

また、単身向けとしては広すぎ、ファミリー向けとしては狭いなど、どの層にも刺さりにくい専有面積の物件もあります。購入希望者は、自分たちの生活にそのまま当てはめて検討するため、少しの違和感でも候補から外すことがあります。

リフォームで改善できる場合もありますが、費用を負担してまで選ばれるかどうかは慎重に見極める必要があります。

競合物件と比較して見劣りしている

購入検討者は、1件のマンションだけを見て決めることはほとんどありません。同じエリア、同じ価格帯で複数の物件を同時に比較しています。その中で、築年数、広さ、設備、管理状況などの条件が少しでも劣っていると、選ばれにくくなります。

特に、同じマンション内や近隣に似た条件の物件が出ている場合は注意が必要です。より状態が良い、価格が安い、条件が分かりやすい物件があると、そちらに関心が集まります。

自分のマンションだけを基準に考えるのではなく、競合の存在を前提に評価されていることを理解する必要があります。

不動産会社の販売活動が十分でない

マンションが売れない原因が、物件条件ではなく不動産会社の販売活動にあるケースもあります。広告の露出が少ない、写真や説明文が簡素で魅力が伝わっていない、問い合わせへの対応が遅いといった点は、購入機会を逃す要因になります。

また、売却後の方針や改善提案がなく、状況が変わっても同じ販売方法を続けている場合、結果が出にくくなります。不動産会社や担当者によって、売却に対する温度感や対応力には差があります。

売れない状態が続くときは、物件条件だけでなく、販売体制そのものを一度冷静に見直すようにしましょう。

 

売れないマンションを放置すると発生するリスクとは

マンションが売れない状態でも、所有している限り支払い義務や管理上の責任は続きます。住んでいないから負担も止まる、という仕組みにはなっていません。具体的には、以下のようなリスクが発生します。

  • 管理費・修繕積立金の負担が継続的に発生する
  • 固定資産税などの税負担を払い続けることになる
  • 市場評価が下がり売却価格がさらに下落する
  • 相続発生時に共有名義となり処分が難しくなる
  • 売却判断が遅れ選択肢が限定されていく

それぞれ個別にみていきましょう。

管理費・修繕積立金の負担が継続的に発生する

マンションを所有している限り、居住していなくても管理費や修繕積立金の支払いは続きます。エレベーターや共用部分の清掃、建物全体の維持管理は、区分所有者全員で負担する仕組みになっているためです。

売却が進まずに数年単位で時間が経過すると、その間に支払った管理費・修繕積立金の総額は無視できない金額になります。

特に築年数が古いマンションでは、将来の大規模修繕に備えて積立金が高めに設定されていることもあります。売却できないまま支払いを続ける状況は、家計や資金計画にじわじわと影響します。

「売れたら終わる」と考えて先送りにしている間にも、負担は確実に積み上がっていく点を理解しておく必要があります。

固定資産税などの税負担を払い続けることになる

マンションを所有していると、毎年、固定資産税や都市計画税が課されます。これらは利用状況に関係なく発生するため、空室であっても支払い義務はなくなりません。売却が長引くほど、税金を払い続ける期間も延びていきます。
(参考:総務省「固定資産税/都市計画税」)

また、将来的に評価額が下がることで税額が大きく減るとは限りません。売却価格が下がっても、税負担が一定水準で続くケースもあります。

売れないマンションを保有し続けることは、「何もしなくても毎年コストがかかる状態」を選んでいるのと同じです。売却を検討する際は、こうした継続的な税負担も含めて判断する視点を持ちましょう。

市場評価が下がり売却価格がさらに下落する

売れない状態が続くと、物件は市場での評価を徐々に落としていきます。長期間売りに出されているマンションは、購入検討者から「条件に問題があるのではないか」と見られやすくなります。その結果、当初は検討対象になっていた価格帯でも、慎重に様子見されるようになります。

時間の経過とともに、周辺で新しい物件や条件の良い物件が出てくると、相対的な魅力はさらに下がります。売主としては価格を維持したい気持ちがあっても、市場の評価が下がることで、結果的に当初より低い価格での売却を選ばざるを得なくなることがあります。

相続発生時に共有名義となり処分が難しくなる

売却を先延ばしにしている間に相続が発生すると、マンションが共有名義になる可能性があります。相続人が複数いる場合、売却や処分の判断には全員の合意が必要になります。意見がまとまらなければ、話し合いが長期化し、結果として何も決まらない状態が続くこともあります。

共有名義になると、売却手続きそのものが複雑になります。誰が主導するのか、費用をどう負担するのかといった点で調整が必要になり、単独所有のときよりも判断の自由度は下がります。売却を後回しにすることで、将来の選択肢を狭めてしまう典型的な例です。

売却判断が遅れ選択肢が限定されていく

売れない状態を放置していると、取れる選択肢は徐々に減っていきます。市場環境が変わり、価格を下げても反応が得られなくなると、一般売却以外の方法を検討せざるを得なくなることがあります。

当初であれば選べた売却方法や条件も、時間が経つにつれて現実的ではなくなります。結果として、「この方法しか残っていない」という消極的な判断に追い込まれることもあります。売却の決断が遅れるほど、主体的に選べる余地が小さくなる点は、見過ごされがちなリスクです。

 

売れないマンションを手放すための現実的な方法

売却が思うように進まない場合でも、打つ手がなくなるわけではありません。ただし、感情的に判断してしまうと、かえって時間や負担を増やす結果になりがちです。

ここからは、売れない状況に直面したときに現実的に検討されることの多い方法について、それぞれの考え方と向き合い方を整理します。

  • 専門の不動産買取業者に売却する
  • 一般売却の進め方を根本から見直す
  • 売却条件(価格・時期・販売体制)を調整する
  • 相続が絡む場合は相続放棄を検討する
  • 第三者への無償譲渡という選択肢を検討する

それぞれ個別に解説します。

専門の不動産買取業者に売却する

一般の仲介で買い手が見つからない場合、専門の不動産買取業者に売却するという選択があります。直接買取は、業者が直接買主となるため、内覧対応や長期間の販売活動を行わずに手放せる点が特徴です。

売却価格は市場での仲介売却より下がる傾向がありますが、スケジュールが明確になりやすく、結果を急ぎたい人には合いやすい方法です。

また、築年数が古い、条件にクセがあるといった理由で仲介では敬遠されがちなマンションでも、前提条件として査定されます。そのため、「売れない状態が続いている」という状況そのものをリスクとして抱え続けるより、一度区切りをつけたい場合には現実的な選択肢になります。

価格だけでなく、手間や時間、精神的な負担をどう考えるかという視点で検討しましょう。

一般売却の進め方を根本から見直す

売れないからといって、必ずしも売却方法を変えなければならないとは限りません。売り出し価格や時期、販売体制などを一度整理し、進め方そのものを見直すことで状況が改善する場合もあります

例えば、相場とのズレがある価格設定を調整する、売り出す時期を変える、不動産会社や担当者を変更するなど、やり方次第で反応が変わることは珍しくありません。

重要なのは、「これまでと同じやり方を続ける」ことを前提にしないことです。売却が長引いている場合、何らかの見直しが必要なサインとも考えられます。

一般売却を続けるにしても、一度立ち止まり、今の条件や体制が妥当かどうかを冷静に確認しましょう。そのうえで続けるか、別の方法に切り替えるかを判断することで、選択を後悔しにくくなります。

売却条件(価格・時期・販売体制)を調整する

売れないマンションを手放す方法として、まず検討されるのが、売却条件そのものを見直すことです。ここでいう条件とは、単に価格を下げることだけを指していません。いつ売るのか、どの不動産会社に任せるのか、どのような販売方法を取るのかといった全体設計を含みます。

例えば、売り出した当初は強気の価格設定でも、市場の反応を見ながら段階的に調整することで、検討対象に戻るケースがあります。また、繁忙期と閑散期では動き方が異なるため、時期をずらすことで反応が変わることもあります。

あわせて、不動産会社や担当者の販売姿勢を見直すことも現実的な選択です。広告内容が更新されていない、改善提案がないといった状況であれば、条件を変えても結果は出にくくなります。売却を続ける場合でも、「同じやり方を続ける」こと自体がリスクになり得る点を意識する必要があります。

相続が絡む場合は相続放棄を検討する

マンションが相続財産であり、売却が難航している場合、相続放棄という選択肢が浮上することがあります。相続放棄とは、マンションだけでなく、預貯金や他の財産も含めて一切の相続権を放棄する制度です。そのため、「売れないマンションだけを手放したい」という目的で安易に選べるものではありません。

また、相続放棄には期限があり、原則として相続開始を知った日から三か月以内に家庭裁判所へ申述する必要があります。

相続放棄をすると、管理費や固定資産税といった支払い義務からは将来的に離れることになりますが、放棄が認められるまでの管理責任が完全に消えるわけではありません。制度の性質を正しく理解せずに進めると、思わぬトラブルにつながることもあります。相続が絡む場合は、売却と制度のどちらが現実的かを冷静に比較する視点が求められます。

第三者への無償譲渡という選択肢を検討する

無償譲渡とは、マンションを金銭の対価を受け取らずに第三者へ譲る方法です。一見すると「お金がかからず手放せる」ように思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。

譲り受ける側が見つからなければ成立しませんし、名義変更や諸手続きの費用は発生します。また、相手によっては贈与税の問題が生じることもあり、税務上の扱いにも注意が必要です。

現実には、立地や条件が厳しいマンションを無条件で引き取ってくれる第三者は多くありません。そのため、無償譲渡は「売却できない場合の最終手段」として語られることが多いものの、実行できるケースは限られます。可能性としては存在するものの、安易に期待すると判断を誤ることがあります。

 

逆に、現実的ではない売れないマンションの手放し方

売れないマンションについて調べていると、「寄付すれば引き取ってもらえる」「タダでもらってくれる先がある」といった情報を目にすることがあります。一見すると魅力的に感じられますが、実際の不動産取引や制度の運用を踏まえると、現実的とは言い難いケースがほとんどです。

ここからは、誤解されやすい代表的な手放し方について、その実態を確認していきましょう。

  • 寄付による手放し(自治体・NPOなど)
  • 条件なしでの無償譲渡
  • 管理責任だけの放棄

上記についても、個別に解説します。

寄付による手放し(自治体・NPOなど)

自治体やNPOにマンションを寄付すれば引き取ってもらえる、という情報を見かけた方はいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、現実にはマンションを無条件で受け入れてくれる自治体はほとんどありません。

自治体が不動産を受け取る場合でも、公共目的での利用が前提となり、管理や維持に支障がないことが求められます。マンションの場合、管理費や修繕積立金が継続的に発生するため、自治体側にとって負担が大きく、受け入れのハードルは高くなります。

NPO法人についても同様です。活動拠点として活用できる場合を除き、住居用マンションを引き取るケースは限定的です。「寄付」という言葉から善意で引き受けてもらえるイメージを持ちがちですが、実際には受け取る側にも現実的な判断があります。

結果として、相談しても断られるケースが多く、最初から前提にする方法ではありません。

条件なしでの無償譲渡

お金をもらわずに譲るのであれば、誰かが引き取ってくれるのではないかと考える方もいます。しかし、条件なしでマンションを引き受けてくれる第三者を見つけるのは簡単ではありません。

無償であっても、固定資産税や管理費、将来の修繕負担は引き継がれるため、譲り受ける側には相応の覚悟が必要です。

また、名義変更や登記にかかる費用は避けられません。場合によっては贈与税の問題が生じることもあります。こうした負担を考慮すると、「タダだから欲しい」という判断にはなりにくいのが実情です。

無償譲渡は理屈の上では可能でも、現実的に成立するケースは限られています。

管理責任だけの放棄

売れないマンションについて、「使っていないのだから管理責任を放棄したい」と考える方もいます。しかし、所有権がある限り、管理責任だけを切り離すことはできません。

管理費や修繕積立金の支払い義務、区分所有者としての責任は、名義が変わらない限り続きます

仮に管理を放置したとしても、責任が消えるわけではありません。滞納が続けば管理組合から請求を受けることになり、状況はむしろ悪化します。「何もしなければ自然に責任がなくなる」という発想は、不動産の所有関係においては成り立ちません。

 

売れないマンションを専門業者に買い取ってもらうためのステップ

専門業者による買取を検討する場合でも、いきなり査定を依頼すればよいわけではありません。事前に状況を整理しておくことで、条件の比較や判断がしやすくなります。

具体的には、以下の5つのステップに分けられます。

  • STEP①:売れない原因と物件状況を整理する
  • STEP②:専門の不動産買取業者をリストアップする
  • STEP③:買取査定を依頼し条件を比較する
  • STEP④:契約条件と免責範囲を確認する
  • STEP⑤:売買契約を締結し引き渡しを行う

それぞれ個別にみていきましょう。

STEP①:売れない原因と物件状況を整理する

最初に行うべきことは、「なぜ売れなかったのか」と「自分の物件がどのような状態なのか」を整理することです。価格が相場と合っていなかったのか、築年数や立地、管理費などが影響していたのかを振り返ることで、買取査定を見る際の前提が明確になります。

この整理がないまま進めてしまうと、提示された条件が妥当かどうかを判断しづらくなります。

あわせて、権利関係や物件の状況も確認しておきましょう。共有名義かどうか、空室か居住中か、残置物の有無などは、買取条件に影響します。細かい資料がすべて揃っていなくても構いませんが、把握している範囲で整理しておくことで、その後のやり取りがスムーズになります。

STEP②:専門の不動産買取業者をリストアップする

買取を検討する際は、訳あり物件や築古マンションなどに対応している専門業者をいくつかリストアップすることから始めます。不動産買取といっても、業者ごとに得意とする物件や対応範囲は異なります。

一般的な不動産会社では対応が難しいケースでも、専門業者であれば前提条件として査定してくれることがあります。

この段階では、一社に絞り込む必要はありません。複数の業者を候補に挙げることで、後の査定比較がしやすくなります。また、全国対応か地域限定か、相談時の対応が丁寧かどうかといった点も、判断材料になります。

早い段階で選択肢を広げておくことが、条件を冷静に比較するための下準備になります。

STEP③:買取査定を依頼し条件を比較する

専門業者をいくつか絞り込んだら、次は実際に買取査定を依頼します。この段階で意識したいのは、提示された金額だけを見て即決しないことです。買取査定では、価格のほかに、引き渡しまでの期間や残置物の扱い、費用負担の有無など、条件面に違いが出ることがあります。

同じマンションであっても、業者ごとに評価の視点やリスクの見方は異なります。そのため、複数社の条件を並べて確認することで、自分にとって現実的な選択肢が見えてきます。価格だけでなく、どこまで対応してもらえるのかを含めて比較することが大切です。

STEP④:契約条件と免責範囲を確認する

買取を選ぶ大きな理由の一つに、契約不適合責任が免責される点があります。ただし、免責の範囲や条件は、契約内容によって異なります。どこまでが免責されるのか、例外はあるのかといった点は、事前に書面で確認しておく必要があります

また、引き渡し時期や支払い方法、違約時の取り扱いなども重要な確認事項です。内容を十分に理解しないまま契約を進めると、後から認識の違いが生じることがあります。専門用語が多い部分でもあるため、不明点はその場で確認し、納得したうえで進める姿勢が求められます。

STEP⑤:売買契約を締結し引き渡しを行う

契約内容に合意したら、売買契約を締結します。一般売却と比べると、専門業者による買取は手続きがシンプルで、スケジュールも明確になりやすい傾向があります。契約後は、決められた日程に沿って引き渡しの準備を進めます。

引き渡し当日は、鍵や関係書類を渡し、残代金の支払いが行われます。これでマンションの所有権は移転し、管理費や税金といった負担からも離れることになります。売却活動が長引いていた場合ほど、この段階で一区切りついたと感じる方は多いでしょう。

関連記事:マンション買取とは?メリットやおすすめの買取業者を紹介!

 

売れないマンションは「ワケガイ」にご相談ください!

当社(株式会社ネクスウィル)は、共有持分や共有名義、築年数が古いマンションなど、一般の仲介市場では売却が進みにくい不動産を対象とした買取サービスであるワケガイを提供しています。

マンションが売れない背景には、価格や立地だけでなく、築年数や管理費、買い手側の心理といった複合的な要因があります。こうした事情を抱えた物件の場合、売却活動を続けること自体が負担になるケースも少なくありません。

ワケガイでは、物件の状態や権利関係を前提に査定を行い、仲介を介さず当社が直接買主となる形でご提案しています。そのため、内覧対応や長期間の売却活動を行わずに、状況に応じたスピード感での手放し方を検討できます。

売却を続けるか、別の方法を取るか迷っている段階でも構いません。お気軽に無料査定をご活用ください。

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FAQ:売れないマンションに関するよくある質問

ここまで、売却が長引く原因や放置による負担、現実的な手放し方について順を追って説明してきました。それでも実際の場面では、「結局どうすればいいのか」「自分のケースはどれに当てはまるのか」といった具体的な疑問が残る方も多いはずです。

このセクションでは、売れないマンションについて相談時によく挙がる質問を取り上げ、判断の目安が持てるように整理していきます。

売れないマンションを手放す方法はありますか?

結論を言えば、あります。一般的な仲介で売却が進まない場合でも、手放し方が完全になくなるわけではありません。価格や販売方法を見直して売却を続ける方法もあれば、不動産会社による買取に切り替える選択肢もあります。

どの方法が適しているかは、物件の条件や「いつまでに手放したいか」によって変わります。売却が長期化している場合は、一度選択肢を整理したうえで判断することが現実的です。

購入価格が4,000万円のマンションはいくらで売れるものですか?

購入価格がそのまま売却価格になるとは限りません。マンションの価格は、購入時の金額ではなく、現在の市場相場によって決まります。築年数や立地、周辺の成約事例によっては、購入価格を下回るケースも珍しくありません。

いくらで売れるかを知るには、同じエリア・条件の成約事例を確認することが近道です。感覚ではなく、客観的な数字を基に判断することが重要になります。

築70年のマンションが売れにくいのはなぜですか?

築年数が極端に古いマンションは、購入できる層が限られるため売れにくくなります。住宅ローンの利用が難しい場合があり、現金購入を前提とする人にしか検討されにくくなるからです。

また、建物の老朽化や将来の維持費、管理体制への不安も影響します。価格を下げても買い手が見つかりにくいのは、こうした複合的な理由があるためです。

一般的に買ってはいけないと言われるマンションの特徴は何ですか?

一概に「買ってはいけない」と断定できるマンションはありませんが、敬遠されやすい特徴はあります。立地条件が弱い、管理状態が不透明、修繕積立金が極端に不足しているといった点は、購入時に慎重に見られます。

こうした要素が重なると、売却時にも不利に働くことがあります。現在の売れにくさを理解するためにも、購入者がどこを見ているのかを知っておくことは有益です。

 

まとめ

マンションが売れないと感じたときは、まず「どの段階にいるのか」を冷静に整理しましょう。売却期間が平均的な範囲なのか、それとも長期化しているのかによって、取るべき対応は変わります。

次に、価格や築年数、管理費といった条件が市場でどう評価されているかを確認し、感覚ではなく事実を基に判断することが大切です。

売却が進まない状態をそのままにしておくと、価格や選択肢に影響が出ることがあります。売却を続けるのか、別の方法を検討するのかを含め、一度立ち止まって整理しましょう。早めに状況を把握し、現実的な選択肢を比較しながら進めることが、後悔を避ける近道になります。

この記事の監修者

監修者プロフィール写真

丸岡 智幸 (宅地建物取引士)

訳あり不動産の買取を専門にする会社の代表取締役。
相続やペアローンによる共有持分、空き家、再建築不可物件、借地、底地など、権利関係が複雑な不動産の買取を専門としている。
訳あり不動産の買取サービス「ワケガイ」、空き家、訳あり不動産CtoCプラットフォーム「空き家のURI・KAI」を運営。
買取の経験をもとに、訳あり不動産の解説をする著書『拝啓 売りたいのに家が売れません』を2024年5月2日に出版。

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