こんにちは。ワケガイ編集部です。
相続した実家が空き家のまま放置されているケースや、遠方にあるため管理が難しいケースでは、維持費や固定資産税の負担が増える、老朽化によって近隣トラブルが起きるといった問題が発生します。
その際に有効なのが「空き家買取」です。空き家買取とは、不動産会社や専門業者が直接物件を買い取る仕組みで、仲介による売却とは流れや特徴が異なります。現金化までのスピードや手続きの簡便さから利用が増えており、状況に応じて賢く選択することが求められます。
そこで本記事では、空き家買取の仕組みや仲介との違い、メリット・デメリット、利用時の注意点まで詳しく解説します。
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目次
空き家買取とは?仕組みと仲介との違い
相続や引っ越しで使わなくなった空き家を処分したいと考えたとき、手段は大きく「買取」と「仲介」に分けられます。
どちらも不動産会社を介しますが、売却の流れやスピード、最終的に手元に残る金額は異なります。まず買取の仕組みを整理し、その上で仲介との違いを確認していきましょう。
空き家買取の仕組み
空き家買取とは、不動産会社や専門の買取業者が直接物件を購入する方法を指します。一般の買主を探すのではなく、最初から業者が買主になるため、売主にとっては話が早いのが特徴です。
通常は売却を希望する人が業者に査定を依頼し、提示された金額に納得すれば契約に進みます。その後、契約から数週間以内に代金が支払われることが多く、現金化までのスピード感は仲介とは大きく異なります。
また、買取業者は買い取った空き家をリフォームして再販したり、賃貸として運用したりすることを前提にしています。
そのため、老朽化が進んでいたり、相続で荷物が残っていたりする物件でも引き受けてもらえる可能性があるのです。
買取と仲介の違い
仲介は不動産会社が広告やネット掲載を行い、第三者の買主を見つける方法です。一般市場で売却するため高値がつく可能性はありますが、購入希望者が現れるまで時間がかかることも多く、売却完了までに数か月から1年近くかかる場合もあります。
さらに、購入希望者が見つかっても住宅ローンの審査に通らなければ契約は成立しません。そのため、確実性という点ではやや不安定さが残ります。
一方、買取は最初から業者が買主となるため、売却が成立しないリスクがほとんどなく、スムーズに取引が進みます。
空き家買取のメリット
空き家を手放す方法はいくつかありますが、買取を選ぶと売主にとって大きな利点があります。代表的なメリットは以下の4つです。
- メリット①:短期間で現金化できる
- メリット②:修繕やリフォームが必要ない
- メリット③:仲介より手続きが簡単である
- メリット④:空き家管理の負担から解放される
次項より、個別にみていきましょう。
メリット①:短期間で現金化できる
買取の最大の特徴は、売却から入金までが早いことです。仲介の場合は、買主を探すために広告や内覧が繰り返され、売れるまで数か月以上かかることも珍しくありません。一方で、買取は不動産会社が直接買い取るため、査定から契約、入金までの流れが一気に進みます。
早ければ1か月以内に現金が手に入るケースもあり、相続税や固定資産税の支払いが迫っているときには大きな助けになります。資金計画を立てやすいという点でも、スピード感は安心材料になります。
メリット②:修繕やリフォームが必要ない
築年数が古く、雨漏りや劣化が目立つ空き家を売ろうとすると、仲介では「リフォームしてからでないと買い手が見つかりにくい」と言われることが少なくありません。ところが、買取の場合は業者が自ら再販や活用を前提にしているため、現状のままでも引き取ってもらえます。
シロアリ被害や設備の故障などがあっても査定は可能で、売主が大規模な修繕費を用意する必要がありません。手元資金が限られている人にとって、費用をかけずに売却できる点は大きな安心につながります。
メリット③:仲介より手続きが簡単である
仲介売却では、内覧の対応や価格交渉、買主の住宅ローン審査など、売主側が付き合わなければならない手続きが多く発生します。買主が決まったとしても、ローンが通らなければ契約が白紙になることもあり、何度も同じ手続きを繰り返す可能性があります。買取は最初から業者が買主であるため、煩雑な調整は不要です。
必要書類をそろえて契約を結べば、あとは引き渡しと入金を待つだけというシンプルさが魅力です。仕事や生活で忙しい人でも負担が少なく済みます。
メリット④:空き家管理の負担から解放される
空き家を所有し続けると、固定資産税の負担に加えて、草刈りや清掃、防犯対策といった管理を怠るわけにはいきません。放置すれば景観を損ねたり、不法侵入や火災などのリスクが高まり、近隣から苦情が寄せられることもあります。
買取によって早期に手放せば、こうした管理の負担から解放されます。遠方に住んでいて管理に通えない人や、将来的に利用する予定がない人にとっては、金銭面だけでなく精神的な安心も得られる点が大きなメリットといえるでしょう。
空き家買取のデメリット
買取には大きな利点がありますが、当然ながら不利になりやすい側面も存在します。ここからは代表的なデメリットを3点取り上げ、利用を検討する上での注意点を整理してみましょう。
- デメリット①:仲介売却より売却価格が下がりやすい
- デメリット②:業者選びを誤るとかえって損をする
- デメリット③:エリアや物件条件によっては買取不可もある
デメリットについても、個別に解説します。
デメリット①:仲介売却より売却価格が下がりやすい
もっともよく指摘されるのは、売却価格の水準です。仲介では市場に出して買主を探すため、需要があれば相場に近い、あるいはそれ以上の価格で売れる可能性があります。
これに対し、買取は業者が仕入れた後にリフォームや再販を行うことを前提にしているため、仕入れ価格を抑える傾向が強いのです。
一般的には、仲介での想定価格の7割から8割程度にとどまることが多いといわれます。早く現金化できる点と、売却額のバランスをどう考えるかが大きな判断材料になるでしょう。
デメリット②:業者選びを誤るとかえって損をする
買取をうたう業者の中には、査定額を極端に低く提示するところもあれば、契約後に追加費用を求めてくるような不透明な対応をするところもあります。
広告や営業トークに頼って即決してしまうと、結果的に相場よりもはるかに安く売ってしまいかねません。
複数の業者に査定を依頼して比較することはもちろん、契約条件や手数料の扱いを丁寧に確認しましょう。信頼性の低い業者を避けるためには、過去の実績や口コミを確認することも有効です。
デメリット③:エリアや物件条件によっては買取不可もある
すべての空き家が必ず買い取ってもらえるわけではありません。「需要が乏しいエリアにある物件」「再建築ができない土地」「あまりにも老朽化が進んでいる建物」は、業者側にとって再販や運用の見込みが立ちにくいため、買取を断られる場合があります。
特に、地方の過疎地域では「査定自体は受け付けるが、条件によっては価格がつかない」といったケースも少なくありません。
空き家買取の流れ
空き家を業者に買い取ってもらうときの進め方は、どの会社でもおおむね共通しています。初めての人にとっては手続きが複雑に思えるかもしれませんが、実際にはシンプルに以下の4ステップで完結します。
- STEP①:査定依頼
- STEP②:価格提示と交渉
- STEP③:契約締結と代金支払い
- STEP④:引き渡しと登記手続き
それぞれ個別にみていきましょう。
STEP①:査定依頼
最初のステップは査定の申し込みです。インターネットから簡単に依頼できるケースが多く、物件の所在地や築年数、建物の状態などを伝えると、担当者が現地を訪問して調査を行います。
机上査定で大まかな価格を提示してくれる場合もありますが、正確な金額を知るには現地査定も必要。
複数の業者に依頼すれば相場感がつかみやすく、相対的にどの提示額が妥当か判断できます。この時点ではまだ契約義務はなく、気軽に相談できるのも特徴です。
STEP②:価格提示と交渉
査定が終わると、業者から買取価格が提示されます。金額は築年数や立地条件、再販のしやすさなどを踏まえて算出されるため、仲介の相場よりも低くなるのが一般的です。
ただし提示額がすべてではなく、交渉の余地がある場合もあります。希望条件があるなら率直に伝え、引き渡し時期や残置物処理の対応なども含めて調整するのがよいでしょう。価格だけに目を奪われず、総合的な条件を比較することが円滑な取引につながります。
STEP③:契約締結と代金支払い
条件がまとまったら、いよいよ売買契約の締結です。契約書には買取価格のほか、支払い方法や引き渡し日、負担する諸費用などが細かく記載されます。
内容に不明点があれば必ず確認し、納得した上で署名・押印を行います。買取では仲介手数料が不要なため、費用の見通しが立てやすいのも特徴です。
契約が済むと業者から売主の口座に代金が振り込まれます。支払い時期は会社によって異なりますが、数日から数週間以内に入金されるのが一般的です。
STEP④:引き渡しと登記手続き
最後のステップが物件の引き渡しです。契約時に取り決めた日程に合わせて鍵を渡し、同時に所有権移転登記の手続きが進められます。
登記は業者側が司法書士に依頼して進めることが多いため、売主は必要書類をそろえて署名押印するだけで完了します。
これで正式に所有権が移り、売主は空き家の管理や税負担から解放されます。買取の流れはこうしてスムーズに完結し、短期間で現金化できる仕組みが実感できるはずです。
空き家買取業者を選ぶポイント
空き家を少しでも納得のいく条件で売却するには、どの業者に依頼するかが大きな分かれ道になります。提示された金額だけを見て決めるのではなく、査定の根拠や過去の実績、契約条件の透明性まで含めて総合的に判断しましょう。
ここからは業者選びで意識すべき代表的なポイントを整理して紹介します。
- ポイント①:査定価格の根拠をチェックする
- ポイント②:複数社比較で適正価格を把握する
- ポイント③:実績や口コミを確認する
- ポイント④:契約条件や手数料の透明性を見る
それぞれ個別に解説します。
ポイント①:査定価格の根拠をチェックする
提示された査定額が妥当かどうかを見極めるには、「どう計算したのか」の説明を求めるのが近道です。立地や築年数だけでなく、実勢の成約事例や再販時に想定されるコストまで含めて、複数の指標を組み合わせて評価するのが本来の査定です。
根拠の説明が曖昧だったり、「これが限界です」と理由なく断定する対応は要注意。どのデータを使い、どんな前提で金額に落とし込んだのか、数字とロジックの整合性を確認しましょう。
<査定額の根拠例>
- 立地(駅からの距離・周辺需要・前面道路状況)
- 土地の形状・間口・高低差・方位
- 用途地域/建ぺい率・容積率・前面道路幅・再建築可否
- 建物・土地面積、間取り、日照・採光
- 築年数・構造(新耐震/旧耐震)・劣化や損傷の程度
- 近隣の成約(実勢)事例・㎡(坪)単価の比較
- 修繕・解体・残置物撤去などの想定コスト
- 賃貸需要・想定賃料・利回り(投資用途を想定する場合)
- 境界確定の有無・越境・私道負担・地役権
- 登記・権利関係(共有者の有無、抵当権、賃借人の居住など)
- 自然災害リスク(洪水・土砂・液状化等のハザード)と地盤状況
- 土壌汚染や埋設物などの特記事項/瑕疵の有無
ポイント②:複数社比較で適正価格を把握する
一社だけの査定に頼ると、その金額が高いのか低いのか判断できません。複数の業者に見積もりを依頼して比較することで、相場観がつかめ、極端に安い査定を提示する業者を避けられます。
同じ物件でも、再販や活用方法の違いによって業者ごとに評価が変わるため、数社を比較することは結果的に交渉力にもつながります。時間と手間はかかりますが、適正価格を把握する上では欠かせないプロセスといえるでしょう。
ポイント③:実績や口コミを確認する
過去にどのような物件を扱ってきたか、空き家や築古住宅の買取に強いかどうかも業者選びの判断材料です。公式サイトに実績が掲載されている場合は内容を確認し、可能であれば口コミや利用者の声も参考にしましょう。
インターネット上の評価は玉石混交ですが、複数の情報源で同じ傾向が見られるなら信頼性は高まります。特に「対応が迅速だった」「説明が丁寧だった」といった利用者の体験談は、安心して取引できるかどうかを判断する上で役立ちます。
ポイント④:契約条件や手数料の透明性を見る
最後に確認しておきたいのが契約内容の透明性です。仲介手数料は不要な場合が多いものの、登記費用や残置物処理費など別途負担が発生することがあります。契約書に不明確な項目があると、後から思わぬ出費を求められることにもなりかねません。
費用の内訳や支払い時期、引き渡し条件などをあらかじめ明確に提示してくれる業者であれば、安心して取引を進められます。金額だけでなく、こうした条件の透明性を見極めることがトラブル回避につながります。
悪質な空き家買取業者の特徴とは?
買取には安心感がある一方で、なかには売主の知識不足につけ込むような業者も存在します。すべての会社が信頼できるわけではないため、怪しい対応を見抜く視点を持っておくことが大切です。
特に、以下のような特徴がある場合は注意しましょう。
- 相場より極端に低い査定額を提示する
- 手数料や違約金の不明確な契約である
- 強引な営業トークを行う
次項より、詳しく解説します。
相場より極端に低い査定額を提示する
もっとも多いのが、相場とかけ離れた低い金額を提示するケースです。地方や築古物件では市場価格がつきにくいことを逆手に取り、「他では売れない」と不安を煽って安値で買い叩こうとする業者もいます。
査定額が極端に低いと感じたら、すぐに契約せず、他社の査定も必ず取ることが大切です。複数社の提示を並べれば相場が見えてきますし、不当な金額かどうかを冷静に判断できます。安さの理由がきちんと説明されない場合は特に注意が必要です。
手数料や違約金の不明確な契約である
契約書の中に「諸費用一式」「その他必要経費」といったあいまいな表現が盛り込まれていると、後から高額な請求をされる恐れがあります。
登記費用や残置物の処理費用など、実際には売主負担となる項目があることもあるため、契約時には費用の内訳を細かく確認する必要があります。
違約金についても、正当な理由なく過大な金額を定めている場合は注意しなければなりません。透明性のない契約はトラブルの温床になりやすく、信頼できる業者であれば費用や条件を丁寧に説明してくれるはずです。
強引な営業トークを行う
「今日契約しなければこの価格では買えません」「他では絶対に売れません」といった強引な営業トークを繰り返すのも、悪質な業者の典型です。
冷静に考える時間を与えず、即決を迫るのは売主にとって不利な契約を結ばせる常套手段といえます。
まともな会社であれば比較検討の時間を与え、疑問に丁寧に答えてくれるものです。不安をあおるような言葉や断定的な物言いが続く場合は、早めに距離を置いたほうが安全です。
空き家買取業者10選!
ここからは、代表的な空き家の買取業者について、以下の10社を紹介します。
- ワケガイ(株式会社ネクスウィル)
- 株式会社カチタス
- 空き家パス(株式会社ウィントランス)
- 株式会社リプライス
- 株式会社ホームネット
- 株式会社インテリックス
- フジ住宅株式会社
- スター・マイカ・ホールディングス株式会社
- 株式会社大京穴吹不動産
ここまでに解説した内容も踏まえて、信頼できる業者選びにお役立てください。
ワケガイ(株式会社ネクスウィル)

当社(株式会社ネクスウィル)は、訳あり不動産の買取に特化したサービス「ワケガイ」を提供しています。相続で名義が複雑になった物件や、再建築不可といった一般的に買い手が見つかりにくい空き家でも、現状のまま直接買取が可能です。
売却が成立しないリスクを最小限にし、最短で現金化まで進められる仕組みを整えているため、時間や費用の負担を抑えたい方に適しています。
これまで多数の難しい不動産を扱ってきた経験を活かし、スピーディかつ安心感のある取引を実現します。お気軽に無料査定をご活用ください。
| 会社所在地 | 東京都港区新橋6-11-8 1F | 
| 免許番号 | 東京都知事(1)第103238号 | 
| 問い合わせ | 0120-536-408 | 
株式会社カチタス

(出典:カチタス)
中古住宅の再生事業で知られる株式会社カチタスは、全国規模で空き家の買取を行っている大手企業です。買い取った空き家をリフォームして再販売するビジネスモデルを持つため、築古や老朽化の進んだ物件でも柔軟に対応してくれるのが強みです。
地方の物件でも対応エリアが広く、地方在住の方や実家の処分を検討する方にとっても頼れる存在といえます。
| 会社所在地 | 群馬県桐生市美原町4番2号 | 
| 免許番号 | 国土交通大臣(6)第5475号 | 
空き家パス(株式会社ウィントランス)

(出典:空き家パス)
空き家パスは株式会社ウィントランスが運営する空き家買取サービスで、利用者からの問い合わせが増えている注目の存在です。特に相続や転勤で発生した空き家を対象に、現状のままスピーディに引き取る仕組みを整えています。
残置物の処理や手続きのサポートまで一貫して対応してくれるため、遠方に住んでいて管理できない方にとっても安心です。
| 会社所在地 | 東京都江戸川区東小岩5-4-14 小岩セントラルビル1F | 
| 免許番号 | 東京都知事(11)第42199号 | 
株式会社リプライス

(出典:株式会社リプライス)
株式会社リプライスは、築年数が古く市場で売れにくい住宅を積極的に買い取り、リフォームやリノベーションを行った上で再販している会社です。「使える住宅を再生して循環させる」という事業方針から、老朽化が進んだ空き家でも取り扱ってもらえる可能性が高いのが特徴。
地方物件にも広く対応しており、売却を急ぎたい方や買い手が見つからず困っている方に適しています。
| 会社所在地 | 愛知県名古屋市中区錦1丁目10-1 MIテラス名古屋伏見ビル4F | 
| 免許番号 | 国土交通大臣(5)第6392号 | 
株式会社ホームネット

(出典:株式会社ホームネット)
株式会社ホームネットは、中古住宅や空き家の買取・再販事業に加え、不動産再生を軸とした幅広いサービスを展開している会社です。独自のリフォーム体制を持ち、現状では買い手がつかないような物件でも再生して販売ルートにつなげる点が強みです。
全国に拠点を持ち、エリアを問わず対応できる点も利用者にとって安心材料となっています。
| 会社所在地 | 東京都中野区本町2丁目46-1 中野坂上サンブライトツイン30F | 
| 免許番号 | 国土交通大臣(5)第6093号 | 
株式会社インテリックス

(出典:株式会社インテリックス)
株式会社インテリックスは、リノベーション事業を中心に全国規模で展開している不動産会社です。中古マンションの再生を得意としていますが、戸建てや空き家の買取にも力を入れており、特に再活用を前提とした柔軟な提案が可能です。
自社で施工から販売まで手掛ける体制を整えているため、スピーディな取引と安心感のあるサポートが期待できます。市場流通が難しい物件でも、リノベーションの視点から新たな価値を見出すのが同社の特徴です。
| 会社所在地 | 東京都渋谷区渋谷2丁目12-19 東建インターナショナルビル11F | 
| 免許番号 | 国土交通大臣(5)第6392号 | 
フジ住宅株式会社

(出典:フジ住宅株式会社)
当社は、分譲住宅と不動産再生を柱に、多様な空き家・築古物件の対応実績を持つフジ住宅株式会社です。地域に根差したネットワークを活かし、買い取りから再販売、さらには建て替えやリフォーム提案まで、ワンストップで提案できる体制が整っています。
大阪府岸和田市に本社を構え、家の立地や築年数、状態に応じて柔軟な査定を行うため、普通の不動産会社が敬遠しがちな物件にも応じるケースがあります。早期売却を希望される方、買い手がなかなか現れない物件をお持ちの方に向いています。
| 会社所在地 | 大阪府岸和田市土生町1丁目4番23号 | 
| 免許番号 | 国土交通大臣(13)第2430号 | 
スター・マイカ・ホールディングス株式会社

(出典:スター・マイカ・ホールディングス株式会社)
スター・マイカ・ホールディングス株式会社は、中古マンションの仕入れとリノベーション再販を主軸とする企業です。住まいのリノベーションに力を入れており、築年数の経ったマンションでも価値を再定義する提案をすることで知られています。
東京都港区虎ノ門の本社を拠点にし、デザインや構造の更新を伴う再生案件の経験が豊富です。
| 会社所在地 | 東京都港区虎ノ門4丁目3番1号 城山トラストタワー28階 | 
| 免許番号 | 国土交通大臣(3)第8237号 | 
株式会社大京穴吹不動産

(出典:株式会社大京穴吹不動産)
株式会社大京穴吹不動産は、全国展開する総合不動産流通企業で、マンション・戸建て・土地など幅広い種類の不動産を取り扱っています。
不動産売買に加え、賃貸管理・建築許可・設備保証などの付帯サービスも提供しており、空き家の処分を含めた包括的なサポートが可能です。本社は東京都渋谷区に位置し、免許番号も国土交通大臣からのものを保有しており、安全性が高い会社です。
| 会社所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-18 オリックス千駄ヶ谷ビル | 
| 免許番号 | 国土交通大臣(8)第4139号 | 
空き家をなるべく高額買取してもらうコツ
空き家の買取はスピード感が魅力ですが、条件次第では査定額に差が出ることもあります。少し工夫を加えるだけで評価が変わる場合があるため、売却を検討する際は準備しておくと安心です。
具体的には、以下のような取り組みです。
- 複数の買取業者に査定を依頼する
- 残置物を片付けておく
- 最低限の清掃や修繕を行う
- 相続登記や権利関係を整理しておく
- 地域に強い業者を選ぶ
それぞれ個別にみていきましょう。
複数の買取業者に査定を依頼する
空き家の査定額は業者ごとに基準が異なり、同じ物件でも数十万円から数百万円の差が出ることがあります。これは、その会社が得意とするエリアや再販の方法、リフォーム計画の有無によって評価が変わるからです。
例えば、古い戸建てをリノベーションして再販するノウハウを持つ業者なら、築年数が経った家でも比較的高く評価してくれる可能性があります。
一方で再販ルートを持たない業者は、リスクを見込んで低めに査定する傾向があります。複数の業者に依頼して比較すれば、相場をつかめるだけでなく、交渉材料としても活用できます。時間や労力は必要ですが、少しでも高額での買取を狙うなら欠かせないステップです。
関連記事:空き家の買取価格を上げるコツとは?相場や業者選びのポイントを解説
残置物を片付けておく
家の中に古い家具や荷物が大量に残っていると、業者はそれらを処分する費用や手間を見込んで査定額を下げることがあります。逆に、ある程度整理されていて清潔感がある状態であれば、余計なコストを差し引かずに済むため、査定額にプラスの影響を与えやすくなります。
すべてを完璧に撤去する必要はありませんが、不要なゴミや劣化の激しい家具を処分するだけでも印象は変わります。特に玄関や居間といった訪問時にまず目に入る場所を整えておくと効果的です。
第一印象が良いと業者の査定担当者も前向きに評価しやすくなり、結果的に高めの金額が提示される可能性があります。
 
 関連記事:空き家整理は自力で可能?やり方や業者へ依頼した場合の費用とセットで紹介
最低限の清掃や修繕を行う
古い家であっても、清潔感があるかどうかで査定担当者の印象は大きく変わります。埃や汚れが目立つ室内、雑草が伸び放題の庭は「管理が行き届いていない物件」と判断され、修繕コストを余計に支払う原因になります。
専門的なリフォームまでは必要ありませんが、最低限の掃除や簡単な補修を行うだけで印象は改善されます。
例えば、割れたガラスの交換や、玄関周りの清掃、庭木の剪定などは比較的負担が少なく効果が大きいポイントです。
実際に業者が現地を訪れて査定を行う際、最初に感じる印象が数字に反映されやすいのです。完璧を目指す必要はありませんが、基本的な手入れをしておくだけで、提示額に差が出る可能性があります。
相続登記や権利関係を整理しておく
空き家が相続で引き継がれた場合、相続登記が完了していないと売却手続きはスムーズに進みません。登記簿上の所有者が故人のままでは契約が成立せず、査定自体も進められないケースがあります。
また、共有名義が複数人に分かれている場合は、全員の同意を得られるように調整しておくことが必要です。
こうした権利関係が整理されていると、業者側も安心して取引を進めることができ、余計なリスクを見込んで価格を下げることを避けられます。特に相続登記義務化の流れもあり、登記を済ませておくこと自体が今後のリスク回避につながります。
事前準備を整えることで、査定額が低く見積もられるのを防ぐ効果が期待できます。
地域に強い業者を選ぶ
同じ物件でも、地域の市場動向や再販ルートに精通している業者であれば、高めに評価してもらえる可能性があります。
地元に密着した業者は、そのエリア特有の需要を把握しており、再販先の買い手やリフォーム計画を具体的に描けることが多いためです。反対に、エリア外の業者はリスクを考えて査定を低く設定しがちです。
例えば、地方都市の駅近にある空き家なら、地域内で実需を把握している業者のほうが有利に価格をつけられるケースがあります。インターネットで全国展開している大手と並行して、地域に拠点を持つ業者にも査定を依頼すると、より幅広い評価を得られます。
結果として、最も高値を提示してくれる相手を選びやすくなるのです。
まとめ
空き家の売却方法には仲介と買取がありますが、どちらが適しているかは状況によって異なります。高値を狙うなら仲介、早期の現金化や管理負担からの解放を優先するなら買取といったように、目的を明確にして判断する必要があります。
その際は、一社だけでなく複数の業者に査定を依頼して相場感を把握し、契約条件や費用の内訳まで確認しておくと安心です。悪質な業者に振り回されないためにも、査定根拠や口コミを参考に信頼できる相手を選ぶことが実践的なポイントとなります。
自分の状況に合った方法を選び、空き家をスムーズに手放しましょう。
 
 










